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Linne's Garden
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| リンネの庭 | ||
目の覚めるようなグリーンの結晶。ダイオプテース(翠銅鉱)は内部の光を反射させる美しい鉱物で、ダイオプテーズやダイオプテーゼとも呼ばれています。
18世紀末にカザフスタンで採れた結晶がロシアの皇帝に献呈されたときには、エメラルドだと間違えられていたという話はあまりにも有名です。しかし、ダイオプテースは硬度が低い上に劈開も強いため、エメラルドのよう宝石として用いられることはありません。ダイオプテースの緑色は非常に濃く、透明なのに半透明に見えるほど。結晶の形が明瞭なことも標本として人気の理由でしょう。
今のところは手頃な価格で美しい結晶の入手が可能ですが、産地が限られているため、枯渇するのも時間の問題では、と今から心配の声も上がっているようです。
ラベンダーにローズピンク、クリーム色にアップルグリーン。パステルカラーのスミソナイト(菱亜鉛鉱)は、そのままクレヨンにしてしまいたいような優しい色合いの鉱物です。
半透明のスミソナイトの表面には、絹や真珠のような独特の光沢があります。角度によって反射される光の色がかわるので、手にとって動かすと美しい七色の鈍い光が見られるものもあります。形状はぶどう状と呼ばれる塊状がほとんどですが、有名なツメブ鉱山のスミソナイトのように、ごくまれに菱面体の結晶もあります。こうしたものは結晶のめずらしさに加え、ツメブ鉱山がすでに閉山していることもあり、愛好家の憧れの的になっています。
透き通った鉱物の美しさがあれば、半透明な好物の美しさもある。鉱物の楽しみはつきません。うっとうしい梅雨曇りの空の下、そんなことを思う今日このごろです。
重いという意味のギリシャ語barysを語源にもつバライト(重晶石)。蜂蜜のような黄色や海のような青色の結晶は、すがすがしさと繊細さを持ち合わせています。
バライトに似て重く、もろく、美しい鉱物といえばセレスタイト(セレスティン・天青石)を思い浮かべます。バライトは硫酸バリウムですが、セレスタイトは硫酸ストロンチウムの結晶です。二つは同じ構造を持ち、少し似た結晶を作ります。簡単な見分け方がいろいろありますが、中でも面白いのが「炎色反応」です。これは結晶を粉にして火にかざし、その炎の色を見るというもの。緑色ならバライト、赤色ならセレスタイトだということがわかります。そういえばバリウムとストロンチウムが特有の炎色を示すことを、化学の授業で習いましたね。
バライトのモース硬度は3から3.5と低く、もっと硬ければアクアマリンに匹敵するようなすばらしい宝石になっていただろうと惜しまれています。机の上にそっと置いて楽しみたい鉱物です。
多彩な色合いとさまざまな形が楽しめるカルサイト。硬度が低いためジュエリーにはあまり使用されませんが、標本として楽しむのにぴったりの鉱物です。
一般的な色は無色や白ですが、この他にも黄色、オレンジ、赤、緑、青、茶色、灰色などがあります。中でもコバルトカルサイトはかわいいピンク色のカルサイトです。結晶形もいろいろあり、人気の高い六角柱状の結晶や犬牙状結晶(dogtooth spar)、さらに釘頭状結晶(nailhead spar)などカルサイトならではの形をしています。
海外のミネラルショーへ行くと、際だった形と鮮やかな色彩に目をひかれ、名前を尋ねるとやっぱりこれも「カルサイト」、ということがよくあります。カルサイトは本当に色や形が豊富で、同じ種類で集めていくならちょっと面白い鉱物かもしれません。
するどい輝きと明瞭な形が美しいアポフィライト。和名は魚眼石ですが、魚の目というよりはむしろ製氷器で作った氷のように見えます。
アポフィライトがコレクターに人気の理由はずばり二つあります。ひとつめはもちろん「光沢」です。ほとんどの面はガラスのような光沢ですが、底面劈開は真珠光沢を持っています。そのため、魚眼石という名にふさわしいギラっとした輝きが結晶の内部に見られます。そして、もうひとつはすっきりした独特の「形」です。アポフィライトには四つの側面があり、先端はピラミッドのように尖っていたり、底面と平行にすっぱり切れていたりします。
水晶を卒業した人が次にこのアポフィライトにいくのは、輝きが美しく姿もバラエティーに富んでいるからかもしれません。アポフィライトの凛とした印象こそ、水晶にない魅力です。
『隕石コレクター』好評発売中
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拙訳書ですがいろいろな方から嬉しい書評をいただいています。原著がとても分かりやすく読んでいてワクワクする入門書なので、その素晴らしさが訳でそこなわれないように気をつかいました。-->続き
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Rocks from Space
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リチャード・ノートン[著] 江口あとか[訳] |
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紹介メディア:
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リンネの庭へようこそ |
ここは石と本を販売しているウェブショップです。鉱物と隕石の標本、それに本を少し置いているだけの小さなお店です。商品はひとつずつ眼と手で確かめて集めたものばかりです。特にツーソンやデンバーのミネラルショーで買い付けたものは、同じ種類の中でも、「あ、これいいな」と思うものを選んでいます。色とか、形とか、結晶の生成のしかたとか、混ざり具合とか・・・
ツーソン・ショーやデンバー・ショーには、信じられないくらいたくさんの鉱物や隕石があります。だからていねいに回って、見落とさないように注意します。ディーラーさんとおしゃべりしたりしたり、シャトルの運転手さんから情報を得たりして、気に入ったものを買い求めます。海外のミネラルショーって石のカーニバルですから、そんな楽しい雰囲気を石をつうじてみなさんにお届けできたらと思っています。
石の意味とかウンチクは二の次。かわいらしさ、かっこよさ、幻想的、創造的、未来的などなど、当店は姿と形にこだわって集めています。感性をとぎすまして見ていただければ、きっと即物的じゃないあなただけの石を見つけられるはずです。人にひかれて恋するように、理由も分からず好きになったって良いじゃないですか。


◎7月4日(土)・5日(日)に開催される「ミネラル・ザ・ワールドin東京」に当店は出展いたします。
「ミネラル・ザ・ワールドin東京」についてはこちら
◎このショーの2日間、当ネットショップで鉱物商品2点以上をご注文いただきますと送料を無料とさせていただきます。(代金引換の場合は別途手数料がかかります。また、このキャンペーンで配達日時指定はご利用いただけません。)
◎「ミネラル・ザ・ワールドin東京」ではテーブルNo.3で出展しています。ネットショップでは販売していない商品も多数とりそろえています。お越しのさいはぜひお立ち寄りください。
■名 称:ドロマイト
■和 名:苦灰石
■産 地:中国
・[隕石(メテオライト)]にキャニオン・ディアブロ隕石(鉄隕石)をUPしました。
・新たに[ドロマイト(苦灰石)]をカテゴリーに追加しました。
・ダイオプテース (翠銅鉱)をUPしました。
・クンツァイト(リチア輝石)をUPしました。
・タンジェリン・クォーツをUPしました。
全国各地で開催されている鉱物の展示即売会。通称“ミネラルショー”。規模はさまざまですが、年々盛り上がっている様子。そんなミネラルショーの年間スケジュールを掲載しました。(随時更新)
-->国内・海外ミネラルショー
スケジュールガイド
ミネラルファンの憧れの地、ツーソン・ミネラルショーで役に立つ最強ガイド。「ツーソン・ミネラルショーガイド」のダウンロードはこちら。
■ リチャード・ノートン[著]
■ 江口あとか[訳]
■ 築地書館
■ 近山 晶[編・著]
■ 新訂第3版
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